タイムラプスの夕景撮影は明るさの変化が大きいので、露出時間(シャッタースピード)が撮影間隔より大きくならないようにします。日没後暗くなった時の露出時間を撮影間隔をオーバーになってしまうので、この露出時間が長くなるのをISO感度を「AUTO」にしカメラ任せで撮影しノイズの出方を調べてみました。
夕景タイムラプスの設定でISOを「AUTO」にしてみた話
ISO感度を「AUTO」して撮影した結果
- 露出時間(シャッタースピード)は最も暗い時が1/25秒で撮影間隔の7秒を超えることはありませんでした。
- ISO感度は6400を超えるとザラつき(ノイズ)がひどくタイムラプス動画としては使えない。(編集でノイズリダククション調整でも残る)
A7Ⅲでのタイムラプス設定
今回のカメラ設定と編集方法は次の内容です。
- 撮影モード;Aモード
- 撮影間隔:7秒
- 撮影枚数:500枚
- 撮影時間:61分
- 絞り(F値):f3.5
- 露出時間:1/25秒
- ISO感度:AUTO
- 撮影ISO感度:ISO100(1枚目)〜ISO25600(500枚目)
- 縦横比;3:2
- ホワイトバランス:太陽光
- 手ブレ補正;OFF
- クリエイティブスタイル:夕陽(コントラスト+3・彩度+3・シャープネス+3)
- ファイル形式:RAW非圧縮(500枚)
- 編集方法:SONYの現象ソフト「Imaging Edge 」でRAW現像しMP4(1280✕720、16秒)の動画に変換。
- 使用レンズ:FE28-70mmズームレンズ
- そのた:マンフロット製三脚
ISO感度の変化
ISOオートで撮影したタイムラプス動画
この画像でわかりにくいですが、後半の3秒はノイズが明らかに確認できます。このノイズはノイズリダクションで低減できますが
ノイズが酷すぎるのでリダクション処理でもなくすことはできませんでした。
ISO感度「100」の画像
ISO感度「25,600」の画像
まとめ
今回、ISO感度を「AUTO」で撮って、シャッタースピードが短く抑えて、ノイズの出方がどうなるかを確認しました。
結論としては夕景のタイムラプス撮影は「明るいレンズ」で、「絞り優先モード」でISO感度は「AUTO」ではなく「100」近くに抑えて撮影した方がノイズが抑えられ綺麗な動画になります。
また撮影時間が長いので画面に鳥や虫が映り込む時があります、RAW記録しておけば現像時に修正できます。
タイムラプス動画は綺麗でなければ、動画の早送りと同じになります、タイムラプス動画は綺麗な画像でなければ価値がないと思います。
以上、夕景タイムラプスの設定でISOを「AUTO」にしてみた話の紹介でした。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。