高価で貴重な愛着のあるα7iiiが、これを知らないでやってしまうと壊れてしまうことがあります。ここに書かれていることは取説やヘルプガイドに書かれています、ここではやってはいけない事、注意することをあらためて紹介します。
【α7iii 使い方】故障の原因になる「やってはいけない事、注意する事」

以下に書かれていることは、α7Ⅲの取扱説明書やヘルプガイドに記載されています。「特に注意していただきたい項目」を抜粋したものです。心配な方はもう一度取説とヘルプガイドをお読みください。
こ壊さないために
- α7Ⅲの防塵・防滴は完全に防ぐものではないので注意しましょう。(ホコリ、水侵入による故障の原因になります)
- レンズやFinderを強い光線に向けたままにしない(集光によりカメラ本体内部の発煙、火災、破損の原因になります)
- レンズにレーザーなど直接照射しない(イメージセンサーの破損)
- 分解や改造をしない(非常に精密なカメラです、素人は直せる物ではないので分解、改造はしない)
- 濡れた手で使用しない(水侵入による、回路のショート)
- 直射日光の当たる所に放置しない(回路、センサーの高温による損傷)
使用・保管してはいけない場所
- 異常に高温、低温、または多湿になる場所(動作温度は0〜40℃、保存温度−20〜55℃)
- 直射日光の当たる場所、熱器具の近くでの保管
- 激しい振動のある場所
- 強力な磁気のある所
- 砂地・砂浜など砂埃の多いところ
バッテリーに関する注意事項(抜粋)
- 充電終了直後またはそれに近い状態のバッテリーを未使用のまま、何度も充電を繰り返さないでください。バッテリーの性能に影響します。
- 充電が終わったら、ACアダプターをコンセントから抜いてください。
- 必ずソニー製純正のバッテリー、バッテリーチャージャー、ACアダプターをお使いください。
お手入れについて
レンズの清掃
- シンナーやベンジンなどの有機溶剤を含むクリーナーは絶対に使用しないでください。
- レンズ面を清掃するときは、市販のブロアーでほこりなどを取り除いてください。 汚れがひどい場合は、柔らかい布やレンズティッシュにレンズクリーナーを染み込ませ、レンズの中央から円を描くように軽く拭いてください。レンズクリーナーを直接レンズ面にかけないでください。
カメラ本体の清掃
レンズ信号接点などマウントの内側にある本機の内部の部品には触れないでください。マウント内側のほこりは市販のブロアー*で吹き飛ばしてください。
*スプレー式のブロアーは故障の原因となりますので使用しないでください。
カメラ表面の清掃
水やぬるま湯を少し含ませた柔らかい布で軽く拭いたあと、からぶきします。本機の表面が変質したり塗装がはげたりすることがあるので、以下のことは行わないでください。
- シンナー、ベンジン、アルコール、化学ぞうきん、虫除け、日焼け止め、殺虫剤のような化学薬品類の使用
- 上記が手についたまま本機を扱うこと
- ゴムやビニール製品との長時間の接触
モニターの清掃
- ティッシュペーパーなどで強く拭くとコーティングに傷がつくことがあります。
- モニターに指紋やゴミが付いて汚れたときは、表面のゴミなどをやさしく取り除いてから、柔らかい布などを使ってきれいにすることをおすすめします。
保管方法
多湿によるカビ対策として、清掃後は乾燥ボックスなどに保管することをお勧めします。
結露の対処法
- カメラを寒い場所から急に暖かい場所へ持ち込んだときに、本機の内部や外部に水滴が付きます、この状態で使うと、故障の原因になります。
- 結露を起こりにくくするためにカメラを寒い所から急に暖かい所に持ち込むときは、ビニール袋にカメラを入れて、空気が入らないように密閉してください。約1時間放置し、移動先の温度になじんでから取り出します。
- 結露が起きたときは、電源を切って結露がなくなるまで約1時間放置し、結露がなくなってから使ってください。特にレンズの内側に付いた結露が残ったまま撮影すると、きれいな画像を記録できません。
イメージセンサーの汚れ具合チェックとクリーニング方法
イメージセンサーの汚れ具合チェック方法
- 撮影モードを[A(絞り優先)]に設定します。
- 絞り値を[F11]くらいに設定して、真白な壁や紙、または快晴の空などを数枚撮影します。
- 撮影後に、カメラの液晶画面で確認します。
- 同じ場所にゴミが写っていた場合は、次のイメージセンサーのクリーニングをおこないましょう。
イメージセンサーのクリーニング方法
- ブラシ(外観は大を使い、細部は小を使います)を使ってカメラ全体を払い落としていきます。
- ブロアーを使ってデリケートな部分のホコリやゴミを吹き飛ばします。
- レンズフロントキャップをはずし、レンズ表面のホコリをブロアーで吹き飛ばします。
- レンズに汚れがつかないように、レンズフロントキャップをとりつけてください。
- カメラの電源を入れて、メニュー画面から[セットアップ]を選択します。
- 「セットアップ」の一覧から「クリーニングモード」を選択し、[実行]します。
- 「イメージセンサーの汚れ具合チェック方法」でゴミが写るか再度確認します。
イメージセンサーのクリーニング方法(Eマウント)の動画はこちら

ご存知だったでしょうが。
高価なカメラを長持ちさせるためにも、やってはいけない事、注意する事を再確認してみてください。
最後まで記事を読んでいただき有難うございました。